神戸教会の主日礼拝

毎日曜日 午前10時15分より

神戸教会の主日礼拝には、信徒・求道者・学生など毎週約130名の方が出席しています。ゴシック調の築84年の会堂にて、パイプオルガンの音色と讃美の声が響き、聖書の言葉に心を向け、牧者の説教が行われます。どなたでもどうぞお気軽に礼拝にご参加ください。

DSCF3576.JPG神戸教会の主日礼拝の様子               

<礼拝案内>

主日礼拝
2020年1月19日(日) 午前10時15分より
【降誕節第4主日・教区礼拝交流(交換講壇)


説 教 
「真理による自由」
須磨教会 難波信義牧師

聖書:ヨハネ福音書8章31節~38節
讃美歌:21-443、21-394







「真理による自由」(1/19)

「わたしの言葉にとどまるならば…真理はあなたたちを自由にする」
                                  (ヨハネ福音書8章31~32節)

 今年も1月30日の「熊本バンド記念の日」が近づいてきました。そこで今日は熊本バンドについて触れながら、御言葉に聴いて行きたいと思います。
 同志社は三つの柱によって建てられたと言われています。「新島襄」「アメリカン・ボード」そして「熊本バンド」です。1871年に設立された熊本洋学校で、アメリカ退役軍人であったL.L.ジェーンズから学んだ青年たちがいました。彼らは、当時においては一流の教育を受けましたが、その中でも特にジェーンズの感化によってキリスト教を受け入れた青年たちは、その思いを「奉教趣意書」にまとめ、1876年1月30日、花岡山で行われた祈祷会で、これを朗読して誓いを立てました。「奉教趣意書」の内容を簡単に言いますと、「キリスト教を国中に広める」「キリスト教を土台としてこの国を導く」という事です。
 しかし花岡山での結盟は、当時の社会に衝撃を与えます。「危険な奴らが現れた」と迫害が起こり、熊本洋学校は閉鎖に追い込まれてしまいます。それでもキリスト教信仰に燃える青年たちは、ジェーンズの仲介によって同志社へと入学します。同志社創立から1年も経たない時でした。ところが一定の課程を修了していた熊本の青年たちですから、教科内容によっては教えている宣教師よりも優秀な者がいました。それを鼻にかけて宣教師を軽んじる者もいました。そこで同志社の宣教師たちは、熊本から来た一行を、「厄介者の集団」という意味で「熊本バンド」と呼んだのです。
 一時は退学を考えた熊本バンドのメンバーでしたが、ジェーンズの助言もあり、目覚めて同志社を改革して行きました。そしてこれが同志社の基礎となったのでした。
 熊本バンドの青年たちの熱い思いに触れる中で、「真理はあなたたちを自由にする」とのイエスの言葉が示されました。特にこの言葉だけが一人歩きしていますが、大切なのは、その前にある「わたしの言葉にとどまるならば」です。イエスの言葉にとどまって、初めて私たちは真理を知り、初めて私たちは自由になるのです。熊本バンドの青年たちも、熊本の地に在る時から、また同志社に移ってからも、信仰に堅く立って、イエスさまの言葉にとどまりつつ、真に自由に、のびのびと学びました。
 今日、イエスの言葉に触れた私たち、そして熊本バンドの青年たちに触れた私たちは、イエスの言葉にとどまりつつ、真に自由に生きる歩みをここから始めたいと思います。



                                   (説教要旨/難波記)